FX初心者にありがちな失敗要因

FX取引は投資です。「投資はギャンブルだ!勉強なんて必要ない!」なんて人もいますが、これは大きく間違っています。

ポジションが一つだけしかない

FX取引で効率よく利益を上げるためには、複数のポジションを持つことが大切です。乱高下の気配がある通貨ペアで変動差益を狙いつつ、金利の高い通貨でスワップポイントを狙う。このように、初心者であれば最低でも2つのポジションは持っておきたいところですね。

ポジションが一つしかないと、様々なデメリットが発生してしまいます。まず、あるポジションで損失が出た時、他のポジションの利益と相殺することが出来ませんし、別のポジションに魅力を感じた時、そのポジションを決済するか、あるいは細かく細分化しなければいけません。もし、今のポジションに大きな魅力を感じているなら、そのポジションを崩したくはないですよね。この場合でも、ポジションを複数持っていれば、別のポジションを崩すことも可能ですし、取引の融通がとても聞きやすくなるんですよ。

ポジションを複数持つことは、「ポジションの流動性を高める」と言えるでしょう。ポジションの「崩し」や「逆建玉」など、ある程度融通の利いた「流動性」が生まれるのです。こうすることで、利益効率を上げたり、リスクに万全の態勢で臨むことが出来るのです。

初心者の皆さんにオススメなのが、上記でも説明したとおり、ポジションを2つ持つことです。「変動差益が狙えるポジション」と、「安定性が高く、金利差の高い通貨ペア」の2つですね。この2つでしばらく取引を繰り返してみましょう。そして、ある程度慣れてきたら、もっと多くのポジションを建てても良いかもしれませんよ。

レバレッジを掛け過ぎ

FX初心者にありがちな傾向として、「大きな夢を見ている」ということがあります。FXがこれほどまでに人気になっている理由はたくさんあるのですが、「私みたいな人間でもこれだけ儲かりました!」みたいな宣伝を多く見かける影響もあるでしょう。このような宣伝を見ていると、たしかにすごい金額を短期間で稼いでいるのが分かります。また、多少の誇張はあるものの、宣伝内容自体にウソはないと考えられます。ウソを言ったら「犯罪」になってしまいますしね。しかし、「誰でも」というのは考え物です。絶対に億万長者になれる方法があるとすれば、私ならその方法を人に教えたりはしませんよ(笑)。

つまり、これからFX取引を始めるのであれば、まず大きな夢を見ることはやめておきましょう。FX取引は投資です。ギャンブルではありません。「よ〜し!一発勝負をかけてやる!」というギャンブルの感覚が通用する世界ではないんですね。

このように大きな夢を見ている人に共通して多く見られるのが、「レバレッジの倍率をやたらと上げている」ということです。10万円の資金で200万円以上の取引をしていたり、お金の流れや変動のクセをうまく見抜ける人ならいいのですが、それが出来ない初心者の方では一気に「ロスカット」なんてことも考えられます。また、それを繰り返してロスカットを連発している人も多いのです。

投資にはリスクが存在していますので、まずは堅実な取引から始めるようにしておきましょう。ある程度、取引の感覚が分かってきたなら、そこでレバレッジの倍率を上げるなどの投資効率を考えても決して遅くはないのです。

ロングとショートを使い分けていない

FX取引において、「ロング」とは「買い」のことであり、「ショート」とは「売り」のことを意味します。「ロング」と「ショート」でポジションを持つことが出来るというのが、FXの特徴の一つでもあるのです。

以前、新聞の家庭欄を見ていた時、こんな記事を発見しました。「FX取引をしていた主婦、リーマンショックの影響で証拠金の全額がパー!」みたいな感じです。この記事は、リーマンショックの影響と投資のリスクを強調する内容でしたが、厳しい言い方をすれば、この主婦の勉強不足だったとしか言えません。リーマンショックの震源地はアメリカです。その当時、日本への影響は少ないだろうと世界的に報じられていましたから、お金が米ドルから日本円に流れることなど容易に想像できたはずです。なのに、この主婦はずっと米ドルの「ロングポジション」を持ち続けていたのです。これではFX取引で利益を上げようなど、夢のまた夢です。下落することがほぼ確実に分かっていたのに、米ドルのロングポジションをショートにしていなかったんですね。

ショートにする知識がなかったのか、あるいは、ショートにする間もなく下落したのか、その辺は記事から読み取ることはできませんでしたが、このリーマンショックの混乱時に大きな利益を上げた人がFXの世界にたくさんいたことも知っておきましょう。ロングとショートの組み合わせ、お金の流れがあるところ、この組み合わせをしっかりとしておくとちゃんと利益が出る仕組みになっているんですよ。

手数料やスプレッドを考えていない

手数料やスプレッドの存在を無視して取引をしてしまうと、思った以上に利益が少なくなったり、「なぜ利益が出ないのか…」という、初心者らしい「謎」に悩まされる結果になります。たとえば、最近の業者は取引手数料を無料に設定しているところが多いのですが、仮に、10000通貨あたりの片道の手数料が100円だとすると、往復で200円もの手数料が必要になってきます。この状態で取引を10回繰り返してしまうと、合計で2000円もの手数料が必要になってくるんですね。

手数料が必要な場合の業者のホームページには、手数料は「最も安いレベルの数字」で表示されています。たとえば、米ドルや取引量が多いので手数料が安いのに対して、トルコリラなどは取引量が少ないので手数料が高めになっているのです。しかし、ホームページの目につくところには米ドルの手数料しか載っていません。また、「片道」の手数料しか表示されていないケースが多く、売り買いをするなら結局は往復分が必要なので、実際にはその2倍の手数料が必要だということになります。

初心者の方の中には、ホームページや資料などで公開されている手数料から自分の取引回数などを比較して、だいたいどの程度の手数料が必要になってくるのかを計算していない人が多いのです。1回の取引の片道分の手数料は微々たるものでも、それが積み上がった時の金額は結構大きなものになるのです。皆さんもぜひ気を付けておくようにしておきましょう。

FXを勉強していない

FX取引は投資です。「投資はギャンブルだ!勉強なんて必要ない!」なんて人もいますが、これは大きく間違っています。投資は投資です。ギャンブルではありません。投資をギャンブルと勘違いしている人の取引スタイルを見てみると、リスクを全く考えていない無茶苦茶な取引をしておられることが多いのです。そんな状態で効率的に利益を上げることなど不可能ですね。

また、これからFX取引を始める、あるいは、FX取引に興味があるというのであれば、絶対にしっかりと勉強しておきましょう。投資の世界にはたくさんのプロがいます。プロは、勉強もしていない初心者が損失を積み重ねていく間、ドンドン効率的に利益を上げているのです。

私の知り合いも、先日FXデビューをしました。私はこの人にずっと「勉強した方が良いよ。いきなり始めたって、損失しか出てこないよ!」と口うるさく言っていたので、この人は1年間もの間、バーチャルFXで練習をしていたのです。もちろん、皆さんに「1年間ほど勉強して下さい!」とまでは言いませんが、それほど、実際の取引を始める前に勉強をしておくことは大切なことなのです。

何回も言うようですが、FXの世界にはたくさんのプロが存在しています。投資の世界では、「得をする人がいる分だけ損をする人がいる」と言われているように、初心者がいきなりプロを相手にしたって絶対に勝てるはずがないのです。したがって、そんな状態で取引を始めたとしたら、あなたは間違いなく「損をする人」になってしまうでしょう。はやく始めたい気持ちは理解できますが、そのまえにしっかりと勉強しておいてくださいね!

 
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